「本当にそうすれば変化を起こせるのか?」を問い続ける(りえこさん)
オーガナイザー紹介
なぜ気候変動の活動をしているか
中学3年生の時に理科の授業で温暖化についての映画を観て、不安な気持ちになったのを覚えています。その時は行動に移しませんでしたが、10年経ったタイミングでコロナになり、時間が出来たタイミングで、温暖化について詳しく調べ始めました。
そうすると、10年前と比べて、問題はどんどん大きくなっていて、このままだと生き物が住めない環境になることが分かりました。
数十年後、温暖化がもし手遅れになったら、その時代の子供に「知っていながら、なぜ何もしなかったの?」と言われてしまったら、後悔すると強く思いました。
そこで関心を持っているだけではなく、行動に移そうと思い、気候変動の活動をする団体に入りました。また、仕事を通じても気候変動の解決に関わりたいと思い、転職もしました。
その結果、沢山の仲間に出会いました。ボランティアであっても、毎週ミーティングをしたり、アクションを企画したり、強い危機感を持っているからこそ、仕事や家庭の予定もありながら、沢山のエネルギーと時間を割いている仲間がいることを希望に感じています。
今までCOのリーダーシップスキルが役に立った場面
市民団体の活動において、どんな活動をしていくか?どんなアクションを企画するか?といった戦略を立てる時に、COの戦略の考え方が役に立ちました。
ボランティアの団体は、活動の目的が曖昧になったり、成果が見えずに途中で活動をやめてしまったり、ということが起こり得ると思います。ただ、私が活動する団体は、COのフレームワークを実践したからこそ、長期にわたってチームが分散することなく、活動を続けられました。
例えば、COでは、一緒に立ち上がる人々は誰か?どの同志とどんな変化を生み出したいか?それはどのように達成できるか?そのためにどんなキャンペーンを計画するか?といった戦略を明確にするプロセスがあります。
市民団体がどのような戦略を立てて、活動していくのか、というCOのフレームワークを活用していくことで、何を話し合えば良いのかが明確になりました。
私たちがチームでこれから目指す方向性を話すときは、ミーティングで「COJで使っている戦略の資料を元に、進めてみよう」「まずは、私たちの同志は誰か整理しよう」といったように進めています。
今後取り入れたいCOのリーダーシップスキル
戦略を定期的に、深く見直すことです。
私の活動している組織は、COの考え方を取り入れながら活動をしています。ただ、変化を起こしたい対象が大きい組織であることと、複雑であることから、得たい変化を起こせないという課題があります。
変革の仮説を1度立てた後も、本当にその仮説で得たい変化を得られるのか?と何度も問いかけたり、よりゴールを達成しやすくするために、必要な資源はないか?などの問いかけを通じて、ゴールの達成の可能性を高めていきたいと思います。
これからCOを学ぶか検討している人に一言
市民の力で変化を起こしたい人、ボランティアで安定したチームを作りたい人におすすめです!