気候オーガナイザートレーニング第3弾が始動!「味見の会」で自治体の気候危機対策に向けた一歩を踏み出そう
トレーニング
2025年3月12日(水)、「気候オーガナイザートレーニング〜自治体の気候危機対策をチームで変えよう〜第3弾」の説明会、「味見の会」がオンラインで開催され、10都道府県15市町村からオンラインで20人が集いました。そのうちチームでの参加は3チーム。1チーム6名で参加したチームもあります。
この「味見の会」では、かながわ脱炭素市民フォーラムの事例を通して自分が住む自治体の気候危機対策の「変革の仮説」を考え、さらにチーム立ち上げに向けたメンバーの探し方を考えてみるという2つのテーマが中心となり、充実した内容となりました。
【かながわ脱炭素市民フォーラムの事例から学ぶ「パワーの関係性を変える」】
最初の講義と演習では、かながわ脱炭素市民フォーラムの事例をもとに、自治体の気候危機対策を市民から変えていく上で重要な「変革の仮説」の考え方が取り上げられました。
「変革の仮説」とは、自治体にアプローチを取るときに、どうしたら自分たちが持っているものを必要な力に変え、具体的な変化を起こすことができるのか、を論理的に組み立てる手法です。講義では、KIKOOPのトレーニングを受講し、実際に活動しているかながわ脱炭素市民フォーラムの気候オーガナイザー・ゆうさん、ちーたん、ひろこさんにお越しいただき、かながわ脱炭素市民フォーラムがどのようにこの変革の仮説を立てたのか、が詳しく説明されました。また演習の時間では、各参加者が自分の地域に合った「変革の仮説」を立てる練習を行いました。
【かながわ脱炭素市民フォーラムの事例から学ぶ「まずパワーを作る」】
かながわ脱炭素市民フォーラムのこれまでの活動や、チーム面での課題や乗り越えた方法についても触れました。特にオーガナイジングでは、一人のリーダーだけが頑張っていたり、皆が方向性がバラバラに動いているのではなく、最初のリーダーが他の新たなリーダーを育て、さらに新たなリーダーが他のリーダーを育てていき、それがまるで雪の結晶のように広がっていく「スノーフレーク型のリーダーシップ・モデル」を通してお互いのリーダーシップを伸ばし、変化を起こすための力を高めていくので、かながわ脱炭素市民フォーラムがどのようにスノーフレーク型・リーダーシップを作り上げてきたのかについて、失敗例からどのように改善したかなど具体的で学びのある内容でした。その後、講師より自分のチームのメンバーを集める計画を立てる様々な方法も紹介されました。
【参加者の感想と今後の展開】
「味見の会」終了後、「事例を学んで、自分ならどうするかを考えるので勉強になった」や「どうやって人を集めるかヒントをいただいた」といった感想が寄せられました。今回の会のアンケート回答者の8割は「トレーニングへの参加を検討したい」という回答があり、関心の高さを感じます。
このレポートを読んで少しでもご興味を持ってくださった方は、フォームからお問い合わせください。
皆さまとトレーニングでお会いできるのをスタッフ一同、楽しみにしております。
(コーチ:たかよ)