気候オーガナイザープログラム
ORGANIZERS オーガナイザー紹介 2024.02.02

市民一人一人の力を掛け算で最大限に(でんでんさん)

オーガナイザー紹介

なぜ気候変動の活動をしているか

私は小学生の頃から、地球温暖化に関心がありました。ですが目の前の受験や就職活動、転職などライフステージを歩むにつれ、温暖化への関心は無意識のうちに片隅に追いやられていきました。

 

そんな折、2021年に気候変動の問題を知りました。まさか自分が小学生の頃よりはるかに危機的な状況になっているとは思いもよりませんでした。また喫緊の問題である一方で、気候変動の危機的状況について語る人は、メディアや職場や周りの友人の中には見かけられず、その現実とのギャップに絶望しました。でも、だからこそ、問題意識を持っている「自分」が活動をやるしかないという使命感に至り、活動を始めました。

 

それからは、環境活動家のコミュニティ、公正な移行のもと気候危機解決を目指す市民団体、自治体アプローチを進める団体、メディアに気候変動に関する報道の質と量を高める団体、気候市民会議の運営、など様々な場で自分のできることをできる範囲で活動を行ってきています。

 

活動を続けていく中で、自治体や行政が変わったり、新たな仲間が増えたり、地域を問わず新しいイベントやキャンペーンが行われているのを見たり経験したりすると、着実に変わってきていると実感するとともに希望を感じています。

 

今までCOのリーダーシップスキルが役に立った場面

新しいチームメンバーやキャンペーンメンバーを増やす時に関係構築のスキルが役に立っています。価値観の共有を行い資源と関心の交換をしっかり行えていれば、仮にその時はタイミングが合わずとも、その後のタイミングで一緒に活動できる事を実感しています。またこれまで支持者にいた人が、自身のナラティブを語ることにより同志へと変化し一緒に活動することに繋がることもありました。

 

またチーム内で明確なノームや役割決めを行うことにより、組織的に機能するチームになることを実感するとともに、チームメンバーに入れ替わりがあるタイミングなどで適宜ノームや役割の更新を行う重要性も同時に感じる事がありました。

 

今後取り入れたいCOのリーダシップスキル

実はこれから新しいチーム作りやキャンペーン打ち出しを考えています。チームの結束力強化・士気高揚、また他者を巻き込んでパワーを高め放つためには目的や目標が明確になっている必要があると思っています。そのために変革の仮説を立て、オーガナイジングセンテンスを作成していきたいと思っています。

 

また一度作成したら終わりではなく、戦術やタイムラインの見直しなど、適宜再考を図りながら目標達成に向け活動していくことが、運動成功への鍵だと思っています。

 

これからCOを学ぶか検討している人に一言

私たち市民一人一人は、もしかしたら小さいかもしれない、けれど間違いなく力を持っていて、そしてその力が社会を変えるかけがえのない大きな力の一つになるのだと、私はそう信じています。

 

その力を掛け算で最大限に変えていく事ができるのがCOです。