これからの日本の気候運動について話そう
トレーニング
「気候オーガナイザートレーニング」連続対談プレイベントを開催します。ゲストと一緒に草の根運動について対談を行います。日本の気候運動のこれからを一緒に考えませんか?
- 全回オンライン(zoom)での配信です。
テレビをつけると、世界各地で、連日のように豪雨や干ばつ、山火事、猛暑日、季節外れの豪雨、桜の開花が早まった…などの報道を目にします。
「10年後の未来はどうなるんだろう」
「子どもたちが大きくなった時、本当に安心して暮らせるんだろうか?」
と未来に不安を覚える瞬間が、この数年だけをみても増えてきています。
国連の政府間パネル(IPCC)は、気候危機の臨界点を死守するためには、2025年までに温室効果ガスの世界排出量を減少に転じさせる必要があると指摘しています。
2019年2月に、Fridays For Future のマーチが東京で始まりました。
しかし2020年からコロナ禍によって世界がオンラインに切り替わり、マーチや活動がなかなか充分に出来ない状態がしばらく続きました。
けれど、日本国内でも人々の力、草の根運動によって、気候危機解決のための条例や法律の成立などの成功体験を積み重ねてきました。自治体での太陽光パネル設置義務化の流れや、野心的な気候危機政策を掲げる自治体がうまれた背景には、草の根運動があります。
私たちはその草の根の運動のやり方をお伝えしてきました。そんな中でこれから立ちあがろうとする仲間たちは次のようなことを聞かせてくれました。
「気候危機の勉強会に参加したことがあるけど、具体的に何をしたらいいかわからない」
「周りに関心のある人がいないので、誰かと一緒に活動してみたい」
「本当の意味で持続可能な世界の実現に関わりたい」
「気候危機の問題をこのまま諦めるなんて嫌だ」
こんな熱い思いを持った仲間たちは全国にもっといるんじゃないかと思いました。
そこで、気候危機解決のために、もっと多くの方に草の根運動に参加して欲しいと考え、草の根の運動に参加したことがない方でも実践を始められるように8月26日から短期集中型の「気候オーガナイザー・トレーニング」を開催することにしました。
≪8月26日開講!全6回「気候オーガナイザー・トレーニング」の詳細はこちら≫
ワークショップ開催のプレイベントとして「日本の気候運動」をテーマに、気候危機に関心のある方向けのトークイベント・説明会を開催します。このトークイベントではKIKOOPの山崎がインタビュアー、司会を務めますので、KIKOOPチームの雰囲気も感じていただけると思います。
- 全回オンライン(zoom)での配信です。参加費無料。
7月1日(土) 9:00~10:30 「絶望の中から生まれるアクティビズムを希望に変えるには」
- ゲスト 佐久間 裕美子さん(文筆家、アクティビスト)
- インタビュアー 山崎 鮎美(KIKOOP)
7月7日(金) 20:00~21:30 「気候運動のもやもや、参加のしづらさを変えていくために」
- ゲスト 三谷 優衣子さん (国際NGO クライメート・リアリティ・プロジェクト(CRP)日本支部プログラム・マネージャー)
- インタビュアー 山崎 鮎美(KIKOOP)
7月19日(水)20:00~21:30 「『コモン』とコミュニティ・オーガナイジング」
- ゲスト 斎藤 幸平 さん (東京大学大学院総合文化研究科准教授)
- ホスト 鎌田 華乃子 (コミュニティ・オーガナイジング・ジャパン共同創設者)
- 司会 山崎 鮎美(KIKOOP)
7月22日(土) 9:30~11:00 「気候変動の勉強会に参加した。でも、次は何をしたら良いの?」
- ゲスト 荒尾 日南子さん(国際環境NGO 350.org日本支部代表)
- ホスト 鎌田 華乃子 (コミュニティ・オーガナイジング・ジャパン共同創設者)
- 司会 山崎 鮎美(KIKOOP)
- 参加費無料。
- 全回オンライン(zoom)での配信です。
- 申し込みいただいた方へ、参加のURLをお送りいたします。
- 各回前半50分はゲストの方とのクロストーク、後半20分はディスカッションタイムがございます。
- お申込みは、こちら。
- 8月26日開催・全6回構成の「気候オーガナイザートレーニング」をお申込みいただいていない方もご参加いただけます。
- なるべく画面オンでご参加いただけますと、よりよいディスカッション時間になりますので、ご協力いただけますと幸いです。
- お問い合わせ:climatecrisis@organizing.jp(担当:山崎)
- ※当日ご参加いただいた皆様限定に、他の回も9月1日まで公開のアーカイブ配信をお送りします。
コミュニティ・オーガナイジング(Community Organizing)は、市民の力で自分たちの社会を変えていくための方法であり考え方です。
オーガナイジングとは、人々と関係を作り、物語を語り立ち向かう勇気をえて、人々の資源をパワーに変える戦略をもってアクションを起こし、広がりのある組織を作りあげていくことで社会に変化を起こすことです。キング牧師による公民権運動、ガンジーによる独立運動、どれも数えきれないほど多くの人々が参加し、結束することで社会を変えてきました。
日本でも、例えば公害に対する市民の運動など、コミュニティ・オーガナイジング的事例は存在します。
普通の市民が立ち上がり、それぞれが持っている力を結集して、コミュニティの力で社会の仕組みを変えていくのが、コミュニティ・オーガナイジングです。
気候運動においても、特別な誰かではなく、市民が立ち上がることで変化を起こしていけたら。その思いで、8月からのワークショップを企画しました。
あなたのご参加お待ちしています。
8月26日から始まる気候オーガナイザープログラムへのお申し込みはこちら
お問い合わせ:climatecrisis@organizing.jp(担当:山崎)