気候オーガナイザープログラム
REPORTS
トレーニング 2023.07.20

2023年6月ワークショップ:パワーが高まるってこういうこと!

トレーニング

6月24日(土)、25日(日)に2日間のコミュニティ・オーガナイジング・ワークショップを開催しました。

KIKOOPが伴走しているチームの新しいメンバーがコミュニティ・オーガナイジングの5つのリーダーシップスキルを学ぶことを主な目的に、スタッフ13名と参加者21名が集まりました。

参加者は2日間を通して、まず自分がなぜ気候運動に参加しようと立ち上がったのかを話し、他の人の「なぜ立ち上がったのか」を聞いて共有する価値観を言語化し、その価値観を基にチームを立ち上げ、立ち上がったチームで起こしたい変化を定め、その変化を実現するために必要なことを分析し、戦略を立てていきました。

このようにコミュニティ・オーガナイジングの5つのリーダーシップスキルを一つずつ積み上げていく過程で、パワーがどんどん高まっていくことを感じました。

 

開始直後からZoomのチャット上のリアクションが多い温かい場でしたが、その温度はどんどん高まり、2日目に各チームが戦略のタイムラインを発表したとき、Zoomの画面はハートマーク含めいろいろな絵文字のリアクションや、励ましの言葉で溢れていました。

最終日の最後に行ったパブリック・ナラティブ(リンキング)のセッションでは、「2日間の疲労が回復した、まるで温泉みたいだ」と参加者が呟いていました。

リンキングでは、自分がなぜ活動しようと思ったのか、そしてこの場にいる私たちがなぜ立ち上がるのか、今私たちは何をするよう求められているのかを、共有する価値観で結び付けて3分で語ります。中でも、ワークショップに参加した34名が共有した経験が、語りの中に具体的に出てきたとき、聞き手が頷いたり、明るい顔になったりして、「つながった(自分も含まれている)と感じてときめいた」「疲れが吹っ飛んだ」「一緒にやりたい(行動したい)」という声があがりました。

 

気候危機に対して無力に感じたり、仕事や学校がある中でのボランティア活動に疲弊したりすることが多い中で、自分の想い、コミュニティと共有する想いを語ることでパワーが生まれる、それを原動力に行動できるということを、目の当たりにしました。

今回のワークショップでは、新しいリーダーシップを育てることを目的としていましたが、私たちの予想以上の嬉しい結果となりました。

参加者から、ワークショップが終わったその日の夜のチームの定例会で早速メンバーと関係構築を実施したとの報告や、粘り強くストーリーを語り、議員と行政職員に働きかけていた成果が出て、8月に開催する市民向けの気候ワークショップでメンバーが気候変動の状況や対策をレクチャーする機会を得ることができましたとの報告をいただきました。

他にも、直後にチームメンバーやメンバー候補の人と関係構築をしました、という声が非常に多く、コミュニティ・オーガナイジングを早速現場で活用していることに驚きました。

 

また、前年度にワークショップを受講した方に、今回のワークショップのサブコーチとモデル(講義内で紹介する見本事例の担当)に挑戦してもらいました。その結果、初めてコーチを経験したあるメンバーから「早く現場でコミュニティ・オーガナイジングを使いたくて仕方がありません!」という発言も聞くことができました。

 

私にとっても、コーチとしてパワーアップできたワークショップでした。今までのワークショップでは、ファシリテーションについていけず頭が真っ白になることも少なくありませんでしたが、今回は参加者に投げかけたい質問が次々と浮かび、また、自分が担当しているチームのワークショップ後のフォローアップも必ずやりたい!という気持ちがふつふつと湧き上がってきました。

 

参加者のみなさんはそれぞれ現場を持っていて、ワークショップ後、既に走り出しています。コミュニティ・オーガナイジングは、実践して学んでいくものです。コーチとして、KIKOOPスタッフとして、しっかりフォローして、次の学びにつなげたいです。

(コーチ:はるか)