気候オーガナイザープログラム
REPORTS
トレーニング 2023.09.08

気候オーガナイザートレーニング(2023年8月ワークショップ): 絶望から希望へ… 私たちならできる!

トレーニング

先日、気候オーガナイザートレーニングが始まりました!

 

気候オーガナイザートレーニングは、8月26日(土)の対面ワークショップと、その後5回のオンラインのアフターセッションを通して、参加者が気候変動における市民運動の実例を学び、仲間とともにチームを立ち上げ、コミュニティ・オーガナイジング(以後CO)を実践する、新しいプログラムです。

朝、33名の参加者と20名のスタッフが一堂に会したとき、会場には緊張感とわくわく感が溢れていました。
「自分には子どもがいて、気候変動は大人の責任だと思って今日この場に来た」という参加者の言葉に、背筋がピンと伸びる感覚がありました。

 

「COとは」の導入の講義の後、6チームに分かれ、各メンバーがなぜ気候運動に参加しようと立ち上がったのかを語り、他のメンバーと共有できる部分を探しました。

 

参加者からは、「いつもどうしても自分の関心を伝えなければと思ってしまうが、相手のことも聞くのが大事だと学んだ」「関心がずれる人とも価値観を共有できる」「(逆に)気候変動に取り組みたいという同じ関心があっても、いろいろな価値観があることがわかった」などの振り返りがありました。

次に、チームごとに価値観(なぜ立ち上がったのか)、関心(何を変えたいか)、そしてメンバーが持つ固有の資源(スキル、人脈、経験など)を共有して、それを基にチームを立ち上げました。

 

今回のワークショップでは、参加者が事前に「関心資源カード」を埋めることで、関心(「誰に/どこに/何に変化を起こしたい?」「気候危機活動でチャレンジしたいこと」など)と合わせて、資源(「特技、長所、よく人にいいねと言われること」「こういう作業は得意かつ情熱を持ってやることができる」など)を洗い出してきていました。

 

COでは、立ち上がる人々(チームメンバー)が、自分たちの固有の資源をいかに組み合わせて、パワーの関係性を変えて変化を起こすかを、大事にしています。
そのため、すぐには思いつきにくい、またはなかなか言いにくい自分の強みや経験を、事前に書いてくることで具体的に出し合い、それぞれのチームがメンバーのユニークな資源を活かした、「私たちだからこそできる」活動目的を立てられるよう工夫しました。

最後には、参加者とスタッフ53名が全員で輪になって座りました。

1分間、目をつぶって、今日頑張った自分たちについて想いを馳せて、その後、1人ずつ一言ずつ想いを伝えました。

 

「気候不安症になったこともあったけど、パワーもらった」

 

「孤立感に苛まれたり絶望感を覚えたりしたが、東京と周辺にこんなに気候変動に取り組みたい人がいる、それだけで希望がある」

 

次々と希望の言葉が紡がれ、その輪が1周して完結したとき、部屋は「私たちならできる」というパワーに満ち溢れていました。

直後に取ったアンケートでも、こんな声がありました。

「熱意をもって本気で気候危機を何とかしたい!と思っている人に会えると心が少しずつ軽くなるのを感じていて(今でも気候不安を感じることが度々あるので)、私自身が希望を見出していく姿を子どもに見せて、子ども(今4歳)がこの先不安を感じてしまうことがあったときに、自分の背中で不安を解消してあげられるように活動していきたいと思いました。」


「こう見えてかなりの不安を抱えてます。温暖化を食い止めることが本当にできるのか、もう何もかも遅いのか、考えると仕事も手につかないし、仕事を投げ出してもいいと思うくらい、深刻なことばかり考えてます。他人任せはもう終わりで社会をうごかさないといけない。(そのための第一歩が今日です)」


「素敵な時間を作っていただきありがとうございました!!いろいろとあり、絶望感でメンタルがやられちゃいそうでしたが、みなさんのおかげでめちゃくちゃエンパワメントされました!!」


「勇気が出て希望を持ち帰れるプログラムでした」

 

気候危機という大きな問題に対して、1人でできることに限界を感じ、不安や絶望に押しつぶされる日々は、KIKOOPスタッフもよく感じています。

そんな中、同じ場に、気候危機をなんとかしたい人が53名も集まって、1日想いを語り合ったり、活動目的や内容を話し合ったりすることができました。

仲間を見つけ、一緒に力を合わせてチームで取り組むことで、変化や解決につながる糸口が見えてきて、希望が湧いてくることを目の当たりにしました。

 

今後5回オンラインのチームごとのアフターセッションを通して、ワークショップでの学びを実践に移し、戦略について調べたりアイデア出しをしたりして、どのようにパワーの関係性を変えるかを考え、各チームの活動を深めていきます。

日本の気候ムーブメントの中で、6チームが誕生し、新しく走り出すことに、ゾクゾクするほどの高揚感を覚えています。

 

私たちならできます!私たちだからこそできます。

一緒に日本の気候ムーブメントを作っていきましょう。

 

(コーチ:はるか)