参加者募集!気候オーガナイザートレーニング ~自治体の気候危機対策をチームで変えよう~
トレーニング
昨年11月、東京都国立市の地球温暖化対策実行計画の素案において、市の2030年温室効果ガス削減目標が62%(2013年比)に引き上げられるという快挙がありました。この背景には、市民のチームがコミュニティ・オーガナイジングを実践し、キャンペーンを行い、市民の声を力に変えて、行政の判断を動かしたことがあります。(詳細についてはこちらの記事も合わせてご確認ください。)
私たちは、このように市民がチームで具体的なゴールに向けて戦略を立ててアクションすること、お互いのリーダーシップを伸ばしながら気候危機の解決に向けて一歩ずつ進むことに、大きな希望を感じています。そこで、このような自治体の気候危機政策を変える市民運動を、日本全国に広げていきたいという想いから、気候危機の自治体アプローチに特化してコミュニティ・オーガナイジングを学び実践する、約3か月間のオンラインプログラムを企画しました。
本プログラムでは参加者のみなさんが、上記のような成功事例から学び、気候オーガナイザーとしてリーダーシップを伸ばし、実際にチームで自治体 x 気候危機のキャンペーンを立ち上げ、実践していくことを目指します。
約3か月間の中では、まずコーチングを数回受けて、自分の自治体の気候危機政策において「何をどう変えたいか」を言語化し、それを共有できるチームメンバーを見つけます。その後チーム立ち上げワークショップで、実際にキャンペーンを行うチームを作ります。さらにコーチングを数回受けながら情報収集を進め、戦略ワークショップで「私たちだからこそ、こうすれば変化を起こせる!」と思えるキャンペーンを作り上げます。
本プログラム参加に必要なのは、気候危機に関する知識ではなく「自治体の気候危機政策をチームで変えて、気候危機を解決したい!」という熱い想いです。 キャンペーンやオーガナイジングの経験がなくても大丈夫です。経験豊富なスタッフが全力でサポートします。
また今回は、「コミュニティ・オーガナイジングを知りたい」「短期プログラムの詳細を知りたい」「自分のやりたいことと合っているか確認したい」方向けに、コミュニティ・オーガナイジングをちょっと味見するための説明会、名付けて「味見の会」をご用意しました。
実際に国立市の地球温暖化対策実行計画の素案において、市の2030年温室効果ガス削減目標を62%(2013年比)に引き上げた、ゼロエミッションを実現する会・国立の事例を振り返りながら、「コミュニティ・オーガナイジングとは?」「市民の声を力に変えて行政の判断を動かすってどういうこと?」「自分の自治体ではどのように活用できそう?」ということを考えていきます。
「気候危機の自治体アプローチに興味がある」または「実際に活動に取り組んでいるけれど、これからどう進めたらいいかわからない」といったみなさんの「もやもや」を解決できるようなヒントが、「味見の会」できっと見つかります。
ぜひ、本プログラムを「味見」しにいらっしゃいませんか?
「味見の会」後に、正式なプログラムお申し込みのプロセスがありますので、「味見の会」参加後に、ご自身のやりたいことと照らし合わせていただき、プログラムには参加しないという選択をすることももちろん可能です。
「味見の会」への参加を迷っている方、本プログラムへの参加に関心があるけれど「味見の会」の日程が合わない方なども、同じフォームからお気軽にお問い合わせください。KIKOOPスタッフより、頂いたメールアドレスにご連絡いたします。
KIKOOPスタッフ一同、あなたのご参加をお待ちしております。
【味見の会(説明会)開催概要】
- 日時:2024年4月25日(木)19:00-21:00
- 場所:オンライン(Zoom使用)
- 内容:コミュニティ・オーガナイジングの紹介、ゼロエミッションを実現する会・国立のキャンペーンの紹介、ご自身の自治体に当てはめて考えるワーク、本プログラム紹介
- 備考:可能な限り、Zoomのカメラオンでご参加ください。また、何か情報保障や特別な配慮が必要な方がいらっしゃいましたら、事前にお気軽にご連絡ください。
- 申込:こちらのフォームより、4月24日(水)23:59までにお申し込みください。
「味見の会」への参加を迷っている方、本プログラムへの参加に関心があるけれど「味見の会」の日程が合わない方なども、同じフォームからお気軽にお問い合わせください。(※KIKOOPスタッフより3営業日以内に頂いたメールアドレスにご連絡いたします。) - お問い合わせ:climatecrisis@organizing.jp
【気候オーガナイザートレーニング ~自治体の気候危機対策をチームで変えよう~ プログラム開催概要】
- プログラム期間:5月~7月
※6月15日(土)8:50-18:30と7月13日(日)8:50-18:30にワークショップを開催し、各ワークショップの前に数回ずつ1時間~1時間半程度のコーチングを予定しています。コーチングの日程はチームメンバーとコーチの間で適宜調整します。 - 場所:全スケジュールZoom開催
- 参加費:無料(通常、コミュニティ・オーガナイジング・ジャパンのワークショップなどは有料ですが、気候危機に特化した本プログラムは助成を受け無料で提供します)
- 応募資格:
- 自治体の気候危機政策を変えるためにチームを立ち上げ、キャンペーンを実践したい方
- 下記、①~④までのプログラムに原則全て参加できる方(特に②と④の参加は必須です)
- Zoomの基本的操作が可能な方
- 定員:24名
- 申込:こちらのフォームよりお問い合わせいただき、KIKOOPスタッフとのZoom面談を経て、選考の上、参加が確定します。まずはこのフォームにご記入ください。(※KIKOOPスタッフより3営業日以内に頂いたメールアドレスにご連絡いたします。)
- プログラムスケジュール:以下の通りで検討していますが、参加者の方の都合により変更の可能性もあります
①チームメンバーのリクルートのためのコーチング数回:5月上旬~6/14(金)
KIKOOPスタッフとのコーチングを通して、自分の自治体の気候危機政策の「何をどう変えたいか」を言語化し、それを共有できるチームメンバーを見つけ、チーム立ち上げの準備を行います。
※コーチングは隔週の頻度を目安に、最低2回開催します。チームの状況に応じて、回数を増やすことも可能です。コーチングの日程はチームメンバーとコーチの間で適宜調整します。
②チーム立ち上げワークショップ:6/15(土)8:50-18:30
コミュニティ・オーガナイジングの5つのリーダーシップのうち、ストーリー・オブ・セルフ、関係構築、チーム構築の3つを学び、実際にキャンペーンを行うチームを立ち上げます。
③戦略に必要な情報収集のためのコーチング数回:6/16(日)~7/12(金)
KIKOOPスタッフとのコーチングを通して、戦略について考えながら、より効果的な戦略づくりに必要な情報を集めます。
※コーチングは隔週の頻度を目安に、最低2回開催します。チームの状況に応じて、回数を増やすことも可能です。コーチングの日程はチームメンバーとコーチの間で適宜調整します。
④戦略ワークショップ:7/13(土)8:50-18:30
コミュニティ・オーガナイジングの5つのリーダーシップのうち、戦略とアクションを学び、変革の仮説に基づいた戦略、その戦略に基づいた戦術とタイムラインを考え、キャンペーンを開始します。
⑤伴走コーチング(※本プログラム後)
KIKOOPスタッフとのコーチングを通して、コミュニティ・オーガナイジングの5つのリーダーシップを実践しながら、戦略ワークショップで立てたキャンペーンを実践します。
※伴走期間は、キャンペーンのタイムラインに合わせて、チームごとに要相談となります。
⑥パワーアップ会(※本プログラム後)
コミュニティ・オーガナイジングのリーダーシップを復習し、練習します。さらに、気候危機の分野でコミュニティ・オーガナイジングを実践している他のオーガナイザー(KIKOOPの過去のワークショップやコーチングに参加された方)と、チームの垣根を越えて交流し、相談し合うことも可能です。
【主催】
特定非営利活動法人 コミュニティ・オーガナイジング・ジャパン(COJ)
【コミュニティ・オーガナイジングとは?】
コミュニティ・オーガナイジング(CO)は、市民の力で自分たちの社会を変えていくための方法であり考え方です。アメリカの公民権運動や、農業従事者の労働環境の改善を求める運動などの事例の蓄積と研究を経て、体系化されました。日本でもCOの実践を広げるため、2014年にコミュニティ・オーガナイジング・ジャパン(COJ)が設立されました。気候オーガナイザープログラム(KIKOOP)は、COJの中で、気候危機を止めたい市民を対象に、COのトレーニングやコーチングを提供する事業です。